ノーベル賞の受賞に感謝
昨今、殊のほかテレビは、面白くない。精々面白いと思えるのは、日曜日の「篤姫」か、それに、3回に一回かという位の頻度で、月曜日の夜の「鶴瓶の家族に乾杯」くらいのものだろう。民放じゃ、ごじゃごじゃいつも見ているなじみのタレントが、わいわい騒いでいるバラエティー番組ばかりじゃ批評の必要もない。それでも、7時のNHKニュースから9時頃まで、なんとなくチャンネルを回している。
昨日は、TBSの安住紳一郎アナ司会の懐メロをちょろちょろ見ていたが、9時になってNHKニュースに廻したら、驚きのニュース、日本人3人がノーベル物理学賞を受賞との話が出た。個性豊かな3人がアナウンサーに促されて徐々に紹介されるにつれて、全く関係ない我輩の心にも、何かわからない暖かさが滲んできた。直接的に現世に関係ない学問、物理学専攻の学者以外のほとんどすべての人には全く判らない学問での受賞は、とても面白く愉快に感じられた。
これで景気が良くなるかもしれないなんて、いい加減かもしれないが、そんな希望的な観測もしてきたのは不思議だ。景気は個人の気持ちの集合体のはずである。皆が愉快な気持ちになれば、きっと景気も良くなるだろう。併せて、政権が変化する。そうだ、選挙がおこなわれて政権交代が起こると面白い。変わって欲しいとの願いが、今度のノーベル賞の受賞と政権の交代で、実現できそうだ。これこそが日本を変えていく。
前回、田中耕一さんが受賞したときには、田中さんが血の繋がらない母親に育てられ、その継母に一番で感謝を伝えていたことは、血の繋がらない子供を育てている継母の境遇にいる全国の母親の涙を誘ったに違いない。育ての母親だったお母さんは、田中さんの感謝の気持ちで、報われたと思ったことだろう。その気持ちが普通の日本人に伝わったことは本当に嬉しかった。いつもは地味な科学者が報われる瞬間のノーベル賞の受賞、そして受賞者、受賞者を支える人たちの人間模様、いつもノーベル賞の受賞報道は心弾む瞬間である。
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