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December 06, 2008

篤姫ツアー初日

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時間が自由にあるのはありがたい。それに今や受付嬢を何処でへでも持参できるのだから、毎日机の前に居る必要はない。勝手気ままに好きなところに行って、好きなことをすればいい時代になった。そんな訳で、今週は月曜日から鹿児島へ「篤姫ツアー」で5日間過ごした。月曜の朝は5時起きで、パンと牛乳を頬張り、妻に駅まで送っていってもらったが、寝ぼけ眼で出かけてせいか、現地でのお土産用に土曜日に上野に出かけたついでに買ってきた亀井堂の瓦煎餅を忘れてしまった。それでも無事に、8時発のJALに乗り10時前に鹿児島空港に到着。その足で鹿児島中央空港にリムジンバスで向かったが、途中で迎えに来てくれる先輩から電話があったので、予定より15分足して到着時間を伝えたところ、結局のところバスは少々遅れてターミナルに丁度11時到着。
 レンタカーの予約はバスターミナルのそばのトヨタにしたが、それは業務用で時々使っている顧問会社のカードがトヨタであるのが理由。でも、カウンターで気がついたが、既にカードは時間切れで効力を失っていた。自分のカードを使う以外にない。それなら他のほうが安いはずと思うと、いつものように準備不足を反省。
 それはともかく、今度の旅行は行き当たりばったりで行こうと先輩と決めていたので、飛行機とレンタカーのみで、宿の予約はしていない。ただ、初日は、指宿あたりを見学するため、宿泊先も指宿でと漠然と考えて、レンタカーのカローラを指宿に向けて走らせた。その方向では何処が良いかと思いを巡らせるなかで出てきたのは、先輩のサジェスチョンの知覧地区であった。鹿児島の道路は何処もすいている。お昼前には知覧に到着。特攻平和会館の手前にある武家屋敷を見学しようと、見学料500円で一時間ほど武家屋敷などを見学。なかなか綺麗に整備はされてはいるが、屋敷の大きさでは先輩の実家がある出水市のほうが立派とのこと。でも、石垣の上にイヌマキの生垣。門から家に簡単に入れる造りになっておらず、正面に中が見えないような大きな石の壁が存在し、中に入るまで少々曲がって歩く必要がある。もしこの方式を厚生省の元事務次官宅でも取り入れていれば、簡単に犯人は逃げられないため、犯人は犯行と取りやめていたかも知れず、犯罪自体が発生しなかったかもしれない。如何に簡単に逃げることができるかどうかで、犯行に及ぶとの話を聞いたことがある。そんな意味では、常に戦争をしていた昔の人の方が、リスク管理はしっかりしていたのだろう。
 特攻平和会館では、若き特攻隊員の手紙や遺品に、涙腺が弱くなった。それにしても、若者を無謀な行為に導いた責任者は何処にいたのだと思うと、何時の時代も責任者であるべき者の無責任に、腹がたってならない。今の総理大臣もそうだ。総理大臣の職にある者は、命を懸けてその職を全うするべきである。それがエリートの義務である。逃げることは許されないのである。勿論、国民に責任を押し付けてはならないのにと、ここ2,3年、特に強く思う。無責任体制がビルトインされてしまうと、やがては内戦続きのアフリカにある国のようになってしまうだろう。
 大うなぎで有名な池田湖に行き、ボート乗り場にある水槽で、をボート屋の親父の説明を聞きながらちっとも動かない実物観察。乗船を勧めるボートには乗らず、長崎鼻に向かう。遠くに開聞岳が西日を受けて、海の上から直接擂り鉢状にそそり立っているのを背景に先輩と写真を撮る。先輩が言われるには、筑波山以外に1000メートル以下の山で、深田久弥が編纂した日本百名山に載っている山は無いと言う。それほどその姿が優美であるのだとのこと。老いても口だけは達者な先輩と来たのでは、ロマンチックな気分にはならにけれど、確かに何かを感じる山だ。
 その後、指宿駅まで走り、駅構内の観光案内所で温泉がある宿屋を紹介してもらう。温泉付きのホテルを頼んだが、この辺では何処でも温泉付きである。インターネット経由の方が安いのかどうか判らないが、今回はインターネットでの予約は封印、すべて懐かしの観光案内所の紹介という具合。人的接触の好きな先輩のペースに従う。結局、以前先輩がお友達のイギリス女性と一緒に泊まったことがあるという、二食付きで6,300円の休暇村指宿にした。ところで、先輩とこのイギリス人女性の間に何かがあったかどうか、我輩は何も知らない。おしゃべりの先輩にしては何も言わないところからすると少し怪しいが、そこのところは詮索しないでおこう。
殊のほか旨い飯ではないが、そこそこの味であった。そして何よりも、地元の焼酎を飲み、海が見える温泉の湯船に浸かれば、後は極楽、旅先一人寝の気楽さ。明日の期待感で白河夜船になった。

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